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反すること

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子どものころ、特段に貧しいというのではなかったが、洋服はほとんどが母の手作りだった。しかも、自分のものは当然、親類・知人からの古着をリフォームしたものだったから、かわいげのない色や柄がほとんど。物心ついたときから、そういうものを着ていたので、当たり前に思っていた。

そういった経験が良かったのか、成人してからも古着がどこからともなく回ってきて、面白く着ていた。30代になってからも、自分では到底買うことのないミニスカートのスーツや、鮮やかな色合いのスカートなどなど。被服代は節約できるし自分の意外性?にも気付けた。

もちろん、いまだに お申し出があれば、遠慮なくいただいている。統一感のないバラバラな嗜好のものを、組み合わせをあれこれ考えるのは楽しい時間だ。

ところが、最近 新たな事実を知ることになった。

母は、知人・友人が亡くなったときに 遺品を受け取ってくれと言われるのが困るというのだ。亡くなった人のものを そばに置きたくないと。ましてや、和服やそれにまつわる小物はなおさらだと。

よくよく聞いていると、生前にいただいた物でもご存命の方からでも、とりあえず受け取っても仕舞ったままで、何かのきっかけで思い出しても やはりそのままのようだ。

母とは、衣食住とも否応なく同じ好みに育ってきたと思っていたが、そう単純なものではなかったらしい。古着屋の着物や帯に、それを作っていた時代や人々のことを想像したり、それを身に着けていた人たちの幸せな時間を空想するのは、最近の楽しみになっている。ときどきは買ってもみるけれど、母には内緒にしている。娘が母に反するのは、こんなささやかなことなのだ。

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