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超ビギナーズ・ストーリー「よくある日の翌日2」

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 チエさんの両親、ミチオさんとエイコさんが帰ってきました。
 月曜日にチエさんから手形が落ちなかったと連絡を受けて、予定を少し早めて帰ってきたのです。
 父親には頭を下げたチエさんですが、母親には、エイサクさんが見えなくなったことや、平安のヤスジさんとサチコさんに励まされたことを、一息に話しました。エイコさんは、眉間のシワを深くして、なんども頷きながら聞いています。
 上着を脱いだミチオさんは、
「それで、銀行は何か言ってきたか」
とチエさんと向き合うように座りました。
「返済は大丈夫ですね、って。午後になったら、社長と一緒に銀行へ来てくれ、とも言われた。ああいうときの銀行員て、怖いわねぇ。あんな冷たい声を聞いたのは初めて」
 銀行なんてそんなものさ、とヤスジさんとサチコさんが声をそろえて言うのを抑えて、ミチオさんが話し始めました。
 チエさんから電話をうけたあと、ハマダさんに連絡をとりました。ハマダさんはA銀行の元行員で、ミチオさんが経営していた頃の担当者でした。面倒見の良い人で、出世こそしませんでしたが、支店内はもとより顧客からも信頼されていました。数年前に退職をしましたが、ミチオさんとは連絡を取り合っていたのです。
 ハマダさんの勧めで生命保険の契約をしていました。エイサクさんとチエさんの掛金を払っているものですが、どちらかを解約し、残す保険を担保に借り入れをする。その手配をハマダさんが引き受けてくれました。
 現在A銀行から受けている融資の返済についても、交渉のためにハマダさんが同行してくれることにもなりました。
 サチコさんが淹れてくれたお茶を一口飲むと、
「銀行員だって何だって、人の縁は大事だな」
と言い、エイコさんも「本当に」と大きく頷きました。

[説明]
経営者にとって、保険は重要な財産と言えます。事業での損失、事故に備え、従業員や家族を守る責任があるからです。
満期になる前に資金が必要になった場合、解約の他にも方法があるか確認してから加入したいですね。

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