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「よくある話のはじまり」(2)

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「リョウのおやじって社長だろ。社長って、ガッポリ稼いでいるから、会社がなくなっても関係ないとか」

「ないない、稼いでもいなかったし、関係なくもない」

「そうなのかぁ」

 リョウ君はケンヤ君を工場の中に誘い、二人で丸イスに腰かけると、昨日からの出来事を話し始めました。

 リョウ君の父親はエイサクさんで、母親はチエさん。エイサクさんは、工員が30人ほどの縫製工場で働いていました。関西の商社から注文を受けて、婦人服を作っていました。エイサクさんが就職したときは、忙しくて休暇をとれないことも度々ありました。

 それでも給料はなかなか増えず、仕事も減っていきました。人件費の低い海外へ、仕事が移り始めたのです。同じ工場で働いていたチエさんが、リストラにあったのがその頃です。親しくしていたチエさんが辞めると聞いて、エイサクさんは独立することを決めました。

 チエさんの実家は、ふとん店でした。ふとんを注文して作るという家庭が減り、閉店を考えていました。それを知ったエイサクさんは、チエさんと結婚して、ふとん店を引き継ぐことにしたのです。

 夫婦の預金から資本金を準備し、有限会社加嶋ふとんを設立しました。

「有限会社って、なに」

ケンヤ君が話の腰を折ってくれたので、簡単に説明しましょう。

 

[説明]

有限会社は、平成18年4月まで認められていた会社の形です。その年の5月1日からは会社法が施行されて、有限会社は設立できなくなりました。

加嶋ふとん店は、平成18年4月以前につくられた会社ということになります。

資本金とは、事業を始めるための元手のことです。

エイサクさんとチエさんがお金を出していますから、二人は株主になります。

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