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「よくある話」のはじまり

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 よくあるような地方都市の、JRの駅。どこにでもいるような高校生の群れが、電車からあふれ出してきました。

 ケンヤ君は改札を出ると、友人のリョウ君にメールを送ります。

「ヤッパ、進路マジやばい」

 学校を欠席したリョウ君に、きょう3度目のメールです。2回とも返事はきませんでした。何やってンだよ、あいつ。ケンヤ君は苛立ちながら、スマートフォンをポケットにしまおうとしたとき、着信音がしました。

「こっちは、ウチがヤバイ」

 ケンヤ君はリョウ君の家を目指し、走り出しました。

商店街とは反対の方向にあるリョウ君の家は、自宅の裏に小さな工場があり、ふたつの建物の境目に、(有)加嶋ふとん、という看板が立っています。そこまで来て、リョウ君を電話で呼び出しました。

「ウチ、つぶれるかもしれない」

ケンヤ君はあたりを見回しながら、おおきく頷いた。

「おまえの家、古いからなぁ。ガタきても仕方ないな」

「そうじゃねぇよ。倒産するかも、いや、倒産するンだ。取引先からもらっていた手形が不渡りでさ」

「へっ?トウサン、テガタ、フワタリ。わっかンねぇ」

というケンヤ君にも解る説明をしましょう。

[説明]

倒産とは、事業が続けられなくなった状態です。一般的に使われている言葉で

法律用語ではありません。㈲加嶋ふとんは、資金不足になったようですから、破産などと言うこともあります。

手形とは、仕入代金などを期日や金額を決めて支払うことを約束するもの(証券という言い方をします)で、約束手形と言います。会計処理では、手形を作成する(振りだす、といいます)側では「支払手形」、受け取った側では「受取手形」とします。

不渡りとは、受け取った手形が、振りだした会社の資金不足で現金に換えられないことです。 😯 

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