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会計処理のルール変更で何が見えてきたのか

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あるお客様のところで、今までの事業に加えて物品を製造し販売をすることになり
ました。

前年度は、材料を仕入に、収入は売上に。今までの事業のなかに合算して会計資料
を作成しました。収入はアップ、利益は減少している。新たな事業を始めたのに、
なぜ減益なのかと役員会で問題になりました。
「売上」「仕入」勘定に補助勘定を設定していたので、本来の事業と新事業とそれ
ぞれの金額を報告しましたが、正確性を欠く、という判断になりました。

今期は、部門制に変更して会計処理をスタートしました。
役員会も、2~3か月に1度のペースで開催され、会計報告を行うことにもなり
ました。
ここで、会計処理を請け負っているワタシにとって、大きな問題が発生しています。

1.会計ソフト(弥生会計を使用しています)から、直接印刷した試算表では
役員に分かりにくいので、アレンジするように指示を受ける
2.月次だけでなく年間の推移も、同様にアレンジしたものを提示する
3.前期との対比

1.2の指示で、概略損益を作成してみていますが、前回 俎上にあがった科目
と 今回では異なり、定型パターンを作り上げるまでに時間がかかっています。
3 のデータは、部門を使用していない前期の数字を、いったん抽出してから
表にしていかなければなりません。
前期では、事業の方向性もしっかりしていなかったこともあり、どちらの部門で
処理すべきかグレーな取引も存在しています。
さらにシビアな問題は、こちらの報酬は増えないことです。今まで提供していた
サービスをいくつか減らさないとなりません。

会計処理を事務員さんが行う、または外部に委託する、いずれにしてもルールを
変更する場合、なるべく早い時期から検討しておくべきだと、何度でも主張する
必要性をかみしめています。
経営者にとって、会計処理に要する時間は想像しにくいようです。さらに、パソ
コンやソフトの充実により、資料くらいはキーひとつで出力されるかのように
考えていらっしゃるようにも思えます。
そこの認識を正しくもっていただいてから、ルールの変更により何が変わるのかを
何度かの検討を重ねて、決定していただきたいと思います。

時間も費用も限られたなかで、会計処理の方法を変更すると、新たな情報を入手
できると同時に何かを捨てる覚悟が必要です。
これが曖昧なままでスタートしてしまうと、情報を活用することは困難になって
しまうのです。

 

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